俺達のシャドウリーパー
久方ぶりの投稿となります、有象無象です()
今回はとあるデッキについて色々書き殴り、もとい語っていきたいと思います。
まずはこれを見てください
ナーフ解除です
もう一度言います
ナーフ解除です
まぁ丹下は分かるとしてリーパー破魂まで帰ってくるのは完全な予想外(トランプナイト?なにそれ)
運営はアンリミテッドを競技シーンから排斥しようとここ最近奮闘されていたので
これ以上大幅な調整はないだろうとほぼプレイヤー全員が思っていたことでしたし。
今回は、ここでナーフ解除されたこやつらの主な活躍の場所になるであろう「ヘクターネクロ」(ミッドレンジネクロ)について振り返っていきます。
(※以下、画像のリストは全てナーフ後のものになります)
すべてはここから始まった
- 神々の騒乱(TOG)
ヘクターの実装がTOGで当時から使用率1位で、圧倒的なパワーでリーパーハウルの早いゲームからヘクターを絡めた中盤の展開も期待出来ます。
当時3コストだった「骨の貴公子」から「シャドウリーパー」や「オルトロス」に繋がる展開の速さとリソース力の両立が実現された完璧に近いデッキでした。
(早々に貴公子は4コストになり後攻2ターン目が2コスト2/2フォロワーでも間に合うようになりました)
不死の大王の台頭
- ワンダーランドドリームズ(WLD)
シャドウリーパーのナーフ、歴代最強と謳われたニュートラルヴァンパイアの台頭によりなりを潜めていましたがニュートラルヴァンパイア関連のナーフと共に一変、またしてもヘクターネクロが環境に復活します。
当時7コストだった「不死の大王」、TOGでは早い展開が求められていたため不採用でしたが今回は長いゲームを見た構成が重視され文句なしの3採用、新しく入った「デーモンイーター」も相まっていつまでもリソースが切れない化け物のようなデッキになりました。
そして訪れる向かい風環境
- 星神の伝説(SFL)
WLDの最後にヘクターがナーフ、雲行きが怪しくなり不安が募る中、ミッドレンジネクロの天敵とも言える原初の竜使いドラゴンが台頭。
なんでこっちは展開しか出来ないのに向こうは展開しながら全処理して顔まで詰めてるんですかねぇ………?
と、ミッドレンジネクロの得意分野が潰されてしまった結果当たり前のように入っていた「死の祝福」などの評価が大きく落ち込み同じく環境に多かったアグロロイヤルを倒すための回復カードの「セレス」と除去持ち守護の「セイバーオルタ」(漆黒の剣鬼)を多数積んだ構成に。
これもうコントロールネクr(殴
スタン落ちをいいことにまた暴れる
- 時空転生(CGS)
この弾からローテーション、アンリミテッドに分かれまずはスタンダード、ダークネスエボルヴのカードがローテーションで使用不可に。
これによってバハムート、イスラーフィールにものを言わせたランプドラゴン(フィニッシュは相変わらずニュートラルカードなんですね?)が台頭
これに対抗する形で単体除去と場もちに優れたミッドレンジネクロも環境トップに。
スカルリングのリソース力、アイシャの決定力が加わりかなり安定したデッキとして高く評価されていました。(破魂の少女はSFLで2コスト2/1にナーフされていたので削られることが多かった)
TOG経験者「またお前らか」
暗黒時代
- 起源の光、終焉の闇(DBN)
え?ゼウスリアニメイトはヘクターネクロじゃないって?
カードが少なすぎてヘクターだけじゃ勝てないのよ、初見さん
当時除去の要だったよろめく不死者が無くなり除去にほぼ必ず弱い進化を切らされる。そのためナーフ後ヘクターで得られるアドバンテージも少なくゼウスで無理矢理試合を決めに行く始末。(正直思い出すだけでも辛かったしこれ書いてるのも辛かった)
初の試みであるアディショナルカードでアーカスが追加されたが状況が好転することは無かった。
ナーフ解除&希望の星出現
- 蒼空の騎士(BOS)
ヘクターがスタン落ち、絶望の淵に立たされたかと思いきや
これにはネクロ好き一同大興奮
とまあナーフ解除で台頭してきたのが上のリストのような「骸の王」とのハイブリッド構成。当時環境トップだった天狐の社のナーフから一気に環境トップにのし上がりました。
新たに追加された「レディグレイ」や「フラン」がスカルリング骸の展開と非常に相性がよく中盤のドロシーウィッチにも近い大量展開から中盤のヘクター、終盤のデスタイラントフェリとどこをとってもまるで隙が少ないデッキでした。
今までのヘクターで最強を挙げるとするなら私はこの骸の王ヘクターを挙げます
弱体化しても環境トップ
- 十禍絶傑(OOT)
前回、あまりにも暴れすぎたためスカルリングとグレモリーのナーフ(グレモリーに至っては1枚制限もされている)
と言っても最初の2ヶ月はスカルリングは生きていた訳ですが、自傷ヴァンパイアの台頭で骸の王減少→自傷ヴァンパイアナーフで骸の王が復活
ときて遂に目をつけられてしまいました。
ここで増えたのがOTKエルフ、黄金都市ビショップ、フェイスドラゴン
この3アーキタイプに対して強く出られるカードを模索した結果プレイヤー達は新しく実装された「沈黙の信者」に焦点を当てます。
OTKエルフの「リノセウス」「対空射撃」
黄金都市の「禁じられた儀式」
フェイスドラゴンの「フォルテ」
などに非常に効果的に刺さるということで採用され始めました。
このカードを使い相手にアドバンテージを取られないよう立ち回りながらこれまた新たに実装されている「ケルベロス」を上手く使いヘクターまで繋げるミッドレンジプランに絞り環境トップに居座り続けます。
ヘクターとケルベロスとその他34枚
- 次元歪曲
ALTに至るまでにシャドウリーパーやスカルリング骸や6エンハグレモリーなど出来ることがどんどんと取り上げられてしまったヘクターネクロに付けられてしまった忌み名が見出しのやつです。
プレイヤー達は可能性を模索しましたがどれも依然としてもヘクターへの依存度が高いことには変わらずミッドレンジデッキなのにキーカード主体の偏差デッキのような扱いを受けていました。
当時、スパルタクスロイヤルやセラフビショップ、疾走主体のドロシーウィッチなどが多い空中戦環境だったのも相まってケルベロス、ヘクター以外のカードでこれらを倒すのがほぼ無理であり再び向かい風環境となりました。
最終章5マキと陰キャネクロ(これが最終章ってマジ?)
- STR
デウス・エクス・マキナが5コストにアッパーという異例の修正により盤面で戦うデッキは全て終了しました(無慈悲)
ネクロが取った最終手段は
AFの攻撃を実質的に無効化できる「沈黙の信者」と「ミノタウロス」で耐え最後にギルガメッシュフェリで削り取る
というもの
うん
ヘクター関係ないね
ROGは特に何も無かったため割愛
アンリミミッドネクロの変遷
7月のヘクターナーフ解除から一気に地位を取り戻したヘクターネクロ
4コス天狐とかグレヘクのブンブンミラーとか色々乗り越えて10月に新パック十禍絶傑を迎えましたわけで
この時点でヘクターがもう一度ナーフとまでされていたわけですからもう震えて夜も眠れませんでした
そして来るべきナーフ
お前が来たか………
この時期ローテではネクロが暴れていなかったため制限という措置に留まりまあ妥当なのではないか(ヘクターは無事だしパーツもあるしなんとかなる)と思っていた………正直蝙蝠系統の修正がないことには不満あったけど(ボソッ)
まあしかし、その分今までグレモリーの盤面さえ作ってエンハンスすればまず負けなかったので必要ないと言われていた「骸の王」を入れ直し、「イビルコフィン」という保険も貰ったので挫ける必要はないと考えました(というか当時の蝙蝠が速すぎて骸ないと追いつかなかった)
(グラマスまで使ってた構築、勝率は75%ないくらい)
そんなこんなでRAGEがあったため過疎ってたアンリミではありましたがネクロは好調とも言える滑り出しで新環境を1ヶ月乗り越えることをできこの時の私は緩みきっていた
そしたら嫁がKMRにタックルされていた(2度目)
何言ってるか分からねえと思うが2度目の修正が来たのです、アンタら幼女虐めて楽しいか?おん?
(蝙蝠はざまぁ)
なんてこった、せめてもの上振れとしてのグレモリーの役割まで取られちまった。
返せよ!(文字通り)たった一人の女なんだよ!!!
そして悲劇の女となってしまったグレモリー、アンリミはまだ軸とまではいかなかったからダメージが少ないとはいえ2度の修正は初
こんなになるならデザインする時点でもっと考えようぜ!(ド正論)
天敵だった蝙蝠の弱体化により一命取り留めたからまだ良いもののこのままパワー下がり続けたらどうなっちゃうの………
まあJcgの分布は相も変わらずネクロドラゴンである。次いでヴァンプビショあたりもそれなりにいるわけで、一体何ペストオブザゴッズなんだと言いたくなるがここは堪えて11月を乗り切ったアンリミ勢達(結局骸からのケルベロスが強かったからね仕方ないね)
そして迎えた12月、アディショナルタイムだ
皆大好きアディショナルタイムだ!!!!!
まあケルベロスがローテで暴れてたから半分ビクビクしてたけど
それでも新しいカードで遊べるのは嬉しい!
にんげんだもの!!!
そして通達されて最初のアプデ内容
は??????????????
まさかのスカルリングである
骸…………お前また相棒○されるのか………???
(この日は知り合いのネクロ使いと追悼式に行ってました)
というか理由がローテでアーカスネクロが暴れてるからキーカードのスカルリングナーフってアンタらアーカスのテキスト覚えてる???
これはネクロ使われる側からもかなり不評だったそうな
正直SFL期の破魂ナーフより意味がわからなかった
しかしいつまでも下を向いてはいられないので事前に発表されていたアディショナルを見てみると
中々面白い効果ではある
スカルビーストやミミココで1コス枠は埋まるとして3選択肢はボーンキマイラ、闇の従者等選択肢は広く扱いやすい部類と考え初日に仮組をしてみたのがこちら
なんか見慣れない銀と金がおるな……特に金とか1年ぶりなんじゃなかろうか。
まず信者、なんとこちらはプロリーグでの採用率もかなり高くて驚いた次第である。主な役割はミラーのヘクター止め、フォルテ止め、リノセウス止め、儀式ケア。ロイヤルの突進系統やレイサムにも強くアディショナル前から採用してた人もいたらしい。オシリスで使い回されると小型の処理がおぼつかなくなるためボンキマを強く使えない相手はこちらで盤面を制圧することで対処可能に。
そしてリーパー、まずボンキマを使い回す上で数字の低さから無視されて顔面行かれたり盤面に思うように触れなくて押し負ける可能性を一番懸念していたのでその''数字の弱さ''を補う為の採用。重要なのはオシリスのスタッツとリアニメイトにより
・オシリスが上から取られないから5ターン目がこちらからの展開で始めやすい
・コストを払わずにもう一度ボンキマが使える
の2点によりコストが上がりきつくなっていたリーパーをかさばらせずに運用することが出来るようになり結果骸には速さで劣るもののパワーやライフプッシュ面では遜色ないレベルまで作り上げることに成功
ただ、あれからリソース面や先攻でのパワーを補強する貴公子。ロングゲームに強いフェリ等無制約窓で様々なカードが協議され出来上がったのがこちら。
ボンキマ、オシリスを採用したものとフランを採用したものに分かれた
フラン関しては自分には発想がなく代わりに今まで抜いていたゾンパを入れ直して帳尻を合わせていた訳だがなるほど両採用ですか。
貴公子、ケルベロス、ヘクターとの兼ね合いを考えても0/1には数字以上の仕事をしてくれミラーでヘクターを温存することも出来るので納得のいくチョイスである
とまあナーフされまくりはしたがケルベロスヘクターの二大巨頭がある限りは大概のクラスには負けないのでは?という感じになってしまった(結局ボンキマリーパーかフランかは意見分かれたわけだし)
ただここでミッドネクロの選択肢が減ったとは思わないので世界大会では是非それぞれの答えから考察を広げていきたいものです
実は無制約で世界大会に参加される某氏の調整を手伝っていたのですがその方の持ち込みにも我々の構築からインスパイアされた所が多数あるのでぜひ勝って欲しいです、皆さんも応援よろしくお願いしますm(*_ _)m
それでは長文が過ぎましたのでここで失礼